🏫 学校教育全般
少人数学級、教育費負担軽減、カリキュラムなどの基本方針
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| 観点 |
自由民主党
公式 →
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立憲民主党
公式 →
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日本維新の会
公式 →
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公明党
公式 →
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共産党
公式 →
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国民民主党
公式 →
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れいわ新選組
公式 →
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参政党
公式 →
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日本保守党
公式 →
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社会民主党
公式 →
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 少人数学級 | 小学校35人学級を推進。さらなる少人数学級の検討 | さらなる少人数学級を推進 | 具体的な数値目標の明記なし | 35人学級推進 | 小中高30人以下学級を目指す。将来的には20人前後を目標 | 具体的な数値目標の明記なし | 短期的に25人以下(OECD平均)、中長期的に20人以下を目指す | 学級編成の少数化で目が行き届く環境づくり | 明記なし | 具体的な数値目標の明記なし |
| 高校無償化 | 所得制限を撤廃した完全無償化へ移行中(自公維で合意) | 所得制限を撤廃した完全無償化 | 幼児教育・高校で所得制限のない完全無償化を実現 | 無償化拡充を推進 | 公立高校の授業料無償化の所得制限撤廃、私立高校の負担軽減 | 高校までの授業料・給食代・修学旅行費等を完全無償化 | 幼児から大学院まで完全無償化 | 子ども1人につき月10万円の教育給付金(日本国籍家庭を優先) | 専門学科(商業・工業・農業等)の無償化 | 大学まで無償化を目指す |
| 大学等の学費 | 多子世帯への授業料減免制度を拡充 | 国公立大学授業料無償化、私大等には同額程度の負担軽減 | 大学・大学院の改革と合わせて教育の全課程の無償化を目指す | 2030年代の大学等無償化を目指す | 大学・短大・専門学校の学費を半額に。学費ゼロの国を目指す | 高等教育の授業料減免、給付型奨学金を中所得世帯に拡大 | 大学院まで完全無償化。奨学金徳政令で約580万人の借金をチャラに | 教育国債の発行による財源確保 | 大学余りの解消。補助金を減らし統廃合促進 | 大学まで無償化。奨学金を原則給付型に |
| 給食費 | 給食費の支援拡充 | 給食費無償化 | 明記なし | 学校給食無償化の推進 | 学校給食の無償化を進め、義務教育を完全無償に | 給食代・教材費・修学旅行費等を無償化 | 給食費を含む「子ども支援5つの無償化」 | オーガニック給食を推進。有機食材使用義務化を加速 | 明記なし | 明記なし |
🏠 不登校支援
不登校の子どもと家族への支援方針
📊 背景情報
2024年度の不登校児童生徒数は約35万人で過去最多を更新。文科省は2023年に「COCOLOプラン」を発表し、学びの多様化学校や校内教育支援センターの設置を推進しています。一方で、登校刺激を重視する方針への批判や、フリースクールへの公的支援の不足が指摘されています。
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| 観点 | 自由民主党 |
立憲民主党 |
日本維新の会 |
公明党 |
共産党 |
国民民主党 |
れいわ新選組 |
参政党 |
日本保守党 |
社会民主党 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本姿勢 | 「誰一人取り残されない学びの保障」。不登校になる前のSOSを見逃さない取り組み | 少人数学級で子どもと向き合う時間を確保 | 多様な居場所の提供。学校以外の教育機会を拡大 | 小学校低学年からの早期支援 | 子どもの権利を土台に、休息・回復の保障を基本に。国の不登校対策の転換を提案 | 障がい・不登校・ヤングケアラー等が共に学べる環境整備 | 子どもの人権を侵害するような校則の早急な改善 | 学校選択制(スクールチョイス)の導入 | 内申書制度の改善、スクールカウンセラー導入 | 詳細な方針の明記なし |
| 学校内の 支援体制 |
|
学校現場への専門家の配置を推進 | 校務分掌・部活動の見直しで教員が児童生徒と関係を築く余裕を | 子ども包括支援センター設置。「学校型不登校特例校」の設置推進 | 学校が子どもの思いをまるごと受けとめ、休息と回復を温かく見守る場に | 具体策の明記なし | ブラック校則の廃止 | 居場所を提供するだけでなく学ぶ喜びを感じられるフリースクール等を自治体で設置可能に | スクールカウンセラー導入促進 | 具体策の明記なし |
| 学校外の 学びの場 |
学びの多様化学校(不登校特例校)を全都道府県に設置。オンライン活用 | フリースクールへの支援を積極的に推進 | フリースクールの単位認定を促進。教育バウチャー制度の導入 | 学びの多様化学校の設置促進 | フリースクールへの公的助成(費用の半額以上を国・自治体負担) | 具体策の明記なし | フリースクールやコミュニティスクール、民族学校など多様な「学校」を認め公的に支援 | フリースクール、ホームスクーリングも選択肢に。公設民営型学校も認可 | 具体策の明記なし | 具体策の明記なし |
| 法制度への 言及 |
現行制度の推進 | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 教育機会確保法の改正を提起。「休息と回復の保障」が中心となるように | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし |
🤝 インクルーシブ教育・特別支援教育
障がいの有無にかかわらず共に学ぶ教育への姿勢
⚠️ 背景情報:2022年の国連勧告
2022年、国連は日本に対し「分離教育を止めるよう」勧告を出しました。また、文科省は同年、特別支援学級在籍児童は「週の授業時数の半分以上を特別支援学級で」と時間制限を通知。特別支援学校・学級の在籍数は増加傾向にあり、「分離教育の加速」を指摘する声もあります。
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| 観点 | 自由民主党 |
立憲民主党 |
日本維新の会 |
公明党 |
共産党 |
国民民主党 |
れいわ新選組 |
参政党 |
日本保守党 |
社会民主党 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本姿勢 |
現行制度の充実 「共生社会に向けたインクルーシブ教育システム構築」を掲げつつ、特別支援学校・学級の条件整備を重視 |
推進姿勢 インクルーシブ教育の推進を掲げる(具体的な制度変更の詳細は限定的) |
言及なし インクルーシブ教育に関する明確な言及は見られない |
共に学ぶ姿勢 「障がいのある子もない子も共に学び認め合う」。モデル授業・学校運営の構築、医療的ケア児支援 |
構造的問題を指摘 「過度の競争と管理が子どもを通常学級にいづらくしている」と分離の原因を分析。国民的合意形成をはかりながら改善 |
統合型を明記 障がい・不登校・外国ルーツ・性的マイノリティなどが「互いを理解し共に学べる」環境づくり |
最も踏み込んだ姿勢 「分離教育からインクルーシブ教育への転換」を明記。「具体的な達成目標、期間、予算を伴った行動計画を採択」 |
言及なし インクルーシブ教育への言及なし。道徳教育の強化を重視 |
後退方向 LGBT理解増進法の改正(特に児童への教育に関する条文削除)を主張 |
推進姿勢 「国籍や経済状況、障がいなどを問わずすべての子どもが学べる権利を確立」 |
| 特別支援教育 の方向性 |
特別支援学校・学級の条件整備を推進(実態は分離型の拡充方向) | 具体策の明記なし | 明記なし | ICT活用、医療的ケア児への支援を推進 | 特別支援学校の増設、編制基準の改善など条件整備。同時に通常学級の競争・管理を改善 | 障害児福祉の所得制限撤廃 |
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明記なし | 明記なし | 具体策の明記なし |
🌱 フリースクール・オルタナティブ教育への支援
学校外の学びの場への公的支援の方針
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| 観点 | 自由民主党 |
立憲民主党 |
日本維新の会 |
公明党 |
共産党 |
国民民主党 |
れいわ新選組 |
参政党 |
日本保守党 |
社会民主党 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| フリースクール への支援 |
NPO等との民間団体との連携を推進(直接的な公費支援の明記なし) | フリースクールへの支援を積極的に推進 | 教育バウチャー(塾代バウチャー)制度の導入で学校以外の教育機会も選択可能に | 具体的な支援策の明記なし | フリースクールへの公的助成。費用の半額以上を国・自治体負担、経済的に困難な家庭は無償 | 具体的な支援策の明記なし | フリースクールやコミュニティスクール、民族学校など多様な「学校」を認め公的に支援 | フリースクールを選択肢として認める。地方自治体で特徴あるフリースクールを設置可能に | 明記なし | 明記なし |
| 出席認定 ・単位認定 |
不登校児童生徒の欠席中の学習を成績評価の対象にする取り組み | 明記なし | フリースクールの単位認定を促進 | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | スクールチョイス制度でフリースクール等からの選択を可能に | 明記なし | 明記なし |
| ホーム スクーリング |
明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | 明記なし | ホームスクーリングも選択肢として認める | 明記なし | 明記なし |
👨🏫 教員の処遇・働き方改革
教員不足・長時間労働への対応
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| 観点 | 自由民主党 |
立憲民主党 |
日本維新の会 |
公明党 |
共産党 |
国民民主党 |
れいわ新選組 |
参政党 |
日本保守党 |
社会民主党 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 給特法への 対応 |
教職調整額の引き上げ(現行4%→13%へ)。給特法の枠組みは維持 | 給特法の廃止を含めて処遇改善を検討 | 明記なし | 処遇改善を推進 | 給特法を改廃し、公立学校にも残業代制度を適用 | 給特法は廃止を含め見直し | 教員の待遇・労働条件を改善 | 教員が教育に集中できる環境づくり(補助的な専門員の配置) | 明記なし | 明記なし |
| 教員の 増員 |
教科担任制の拡大、指導・運営体制の強化・充実 | 教職員定数の充実を進める | 校務分掌や部活動の見直しで教員の負担軽減 | 具体的な数値目標の明記なし | 義務標準法改正による教員定数の抜本的改善。正規教員の大幅増 | 教職員等の増員 | 正規教員の数を大幅に増やし教員未配置問題を解決 | 補助的な専門員の配置 | 明記なし | 教職員の増員を推進 |
| 業務削減 | 学校の働き方改革を推進。不登校対応を「教師だけに任せない」 | 具体策の明記なし | 校務の情報化 | 具体策の明記なし | 全国学力テスト・教員評価制度・多すぎる官製研修など行政が押し付けている業務を中止 | 教育現場のDXを推進 | 「(各教科等には該当しない)不登校児童生徒の実態に応じた、特に効果的な教育活動」も含まれ得る | 明記なし | 明記なし | 明記なし |
📌 その他の特徴的な政策・主張
比較表に収まらなかった各党の独自の教育政策や注目すべき主張
自由民主党
- こども誰でも通園制度:人材不足や利用時間の課題解消を図りながら推進
- 日本版DBS:子どもと接する業務に就く人の性犯罪歴確認制度を2025年12月施行
- 部活動の地域移行:段階的に地域クラブ活動へ移行
- GIGAスクール構想:1人1台端末の活用を推進
- Uターン就職支援:地域定着型の奨学金制度
立憲民主党
- 入学金返還制度:進学しなかった学校に支払った入学金を返還する制度の導入
- 性の多様性教育:学校における性の多様性を前提とした環境整備、教職員研修の充実
- 国内人権機関の設置検討:より効果的な人権救済の仕組み構築
- 主幹教諭・主務教諭制度の見直し:教員の階層化への問題提起
日本維新の会
- 年齢主義から習得主義へ:学習進度に合わせた個別最適な学びへの転換
- 教育バウチャー:塾代バウチャー制度で学校以外の教育機会を経済的に支援
- 出産費用の無償化:保険適用+出産育児バウチャー(クーポン)支給
- 子どものための財源確保:GDPの一定割合を子どものために配分することを検討
- 電力・ガス取引監視委員会の格上げ:三条委員会化(教育とは別分野だが特徴的)
公明党
- 子育て応援トータルプラン:妊娠・出産から子どもが巣立つまでの切れ目ない支援
- 医療的ケア児への支援:学校でのICT活用と合わせて推進
- 伴走支援:妊娠・出産期の継続的サポート体制
- 社会全体で負担を分かち合う:子どもへの投資は未来への投資との認識で財源確保
日本共産党
- 全国学力テストの中止:過度の競争を助長するとして廃止を主張
- 教員評価制度の中止:成果主義的な評価が教育を歪めるとの問題提起
- 学習指導要領の抜本的見直し:過度の競争と管理を是正
- 高校の定員割れでの統廃合に反対:維新の大阪での政策を批判
- 夏休み期間の自宅研修の保障:教員の本来の働き方を取り戻す
- 入学金制度の廃止:大学等の学費半額化と合わせて
国民民主党
- 教育国債:年5兆円発行し、教育・科学技術予算を年間10兆円規模に倍増
- 3歳からの義務教育化:幼児教育の質向上
- 塾代等控除(教育費控除):民間教育費を特定支出控除の対象に
- 仕送り控除:地方出身学生の親の二重負担(学費+仕送り)を軽減
- 奨学金徳政令:公的資金や教育国債を活用し、1人最大150万円まで免除
- 教員・自衛官等への奨学金全額免除:人手不足分野への就業促進
れいわ新選組
- 奨学金徳政令:約580万人の奨学金債務をチャラに。すでに返済した人への補償も検討
- 高校希望者全入:最低でも公立高校の定員内不合格をなくす
- 夜間学校・二部授業の復活:学びを断念した人の学び直し機会を保障
- 重度訪問介護の就学利用:18歳未満でも利用可能に、利用目的の制限をなくす
- 子どもオンブズパーソン:全国の自治体に導入し、子どもの意見を施策に反映
- 教員の成果主義・給与査定の禁止
- 民族学校への公的支援:多様な「学校」を認める
参政党
- 子ども1人月10万円給付:日本国籍を有する家庭を優先対象
- オーガニック給食:学校給食の有機食材使用義務化を加速
- スクールチョイス制度:学区・学校・フリースクール・ホームスクーリングから選択可能に
- デジタル機器利用の見直し:GIGAスクール構想に対し、長時間利用の脳への影響を懸念
- 道徳教育の強化:中高等教育・成人にも徳育を実施
- 選挙権16歳・被選挙権18歳:主権者教育の義務付けと合わせて
- 「専業主婦」の価値の再評価:社会進出一辺倒ではない選択肢
日本保守党
- LGBT理解増進法の改正:特に児童への教育に関する条文の削除を主張
- キャリア教育の拡充:専門学科(商業・工業・高専・農業等)の無償化
- 大学の統廃合促進:少子化による「大学余り」の解消。補助金削減
- 留学生制度の見直し:安全保障の観点から出身国を厳選
- 内申書制度の改善
- 歴史的建造物の木造復元推進:名古屋城天守閣など(教育とは別分野)
社会民主党
- インクルーシブ教育の推進:国籍・経済状況・障がいを問わずすべての子どもが学べる権利
- 奨学金の原則給付型化:一定期間の返済後は残債を免除する制度導入
- 包括的差別禁止法:罰則規定のある差別禁止法の制定
- 選択的夫婦別姓・同性婚の実現:多様な家族のあり方を認める
- ミサイルより教育:防衛予算の膨張を批判し、教育・福祉への配分を主張