親が子どもにできる、たった「3つ」のこと

親が子どもにできる、たった「3つ」のこと

「男は黙って背中で語る」

高倉健みたいな世界観。そんなの憧れるけどさぁ。中年の、ほんのり脂肪のついたこの背中に・・・あのストイックさはないよなぁ。43歳になったけど、俺の背中は語れているのかい?どうなってんだい俺の背中。自分の背中は見えないからな。ちょっぴり飛び出たお腹はよく見えるんだけどね。

どうも、にっしーです。

さて、本題でございます。子育てについてずーっと考えています。ずーっと考えているんだけど、考えて考えて考えた結果、あれ?やれることなくねぇ?ってなってます。親が動きすぎてもいいことないし、親の言葉は要所でかけるくらいでちょうどいい。

結局何をやっているのかというと、子供とバカやったり、アホやったり、裸で踊ったり、走り回ったり、そう言うことです。じゃあ子育てのコツは裸で踊ることなのか!?と言われるとそうじゃない。ちゃんと要点まとめていこうと思います。一応元ガッコーの先生だしね。はいこれ、テストに出るよ。(こんなん実際の授業で言ったことないわ。)

子育てで親がやれること①「応援」

もうこれ。これですよ。応援。
子どもが選んだ選択肢を、とにかく応援するの。見守って、旗振って、激励して、声を張り上げて、こっそりと、どんな形でもいいから応援する!全力だよそこは。絶対に大事なのは「子どもの選択を」応援することね。間違えても親が勝手に押し付けて、無理矢理やらせて、応援するんじゃないんだよ。ちゃんと選ばせる。選んだら応援する。失敗したって構わない。それは本人が勝手に受け止めて成長するからね。絆創膏の用意くらいはしておいていいけれど、基本的にはその努力を応援する。

私の親ってすっごい素敵なんだけど、やっぱり一番素敵なのは「応援力」だと思っています。

どう考えてもまっすぐに進んでこなかった私を、いつでも応援してくれたもんなぁ。こっそりと、でもはっきりと。だから迷いながらもちゃんと前に進んで来られた。「自分の力でやっている」とちゃんと思いながら人生を切り開いてこれたもの。

よくさ「みなさんの応援のお陰です」ってスポーツ選手が言うじゃない?

本当は、応援している人って別に役に立ってはいないじゃん?応援したってシュートにパワーが宿ってギュギュギュギュギュッ!って曲がるわけじゃない。応援したって筋力がモリモリついて走力がちょっとアップするとかないでしょ?でも応援って力になるんだよなぁ。

たまにいるんです。

子どもが何を選択しても、潰しちゃう人たち。
「そんなの絶対無理でしょ?」
「いいから言う通りにやりなさい。」
「あなたはまだ小さいからわかっていないだけなの。」

それは応援じゃないんだよ。

「そんなパスじゃダメなんだよなぁ。」
「ここで交代させなきゃ絶対勝てないよ?」
「誰が育てたと思ってるんだ。」

そんな贔屓チームを応援しているふりして、楽なところからマウンティング取りたいワンカップおじさんとおんなじです。プレーするのはあくまで子ども。考えるのもあくまで子ども。応援はあくまでも本人の「気持ちの力」をブーストするだけなんです。子育ての主役は親じゃないからね。自己満足のために応援のふりしちゃいけませんよ。

子育てで親がやれること②「環境」

子どもを一人前として扱う。

そこに異論はないんだけれど、子どもが唯一親に敵わないことがあります。子どもが持ち合わせていないもの。それは「財力」ですよね。お金です。生活の基盤を整えるためのお金。だって稼いでないもんね。こればっかりは仕方がないの。

だからお金を使ってあげるのが親の仕事。

何に使うの?それは・・・「環境」を作ることです。
物をあげることが大事なんじゃないんです。物をあげるくらいならお金をあげた方がいい。そこで自分で考えて買う環境を作ってあげるんですね。

経験✖︎出会い=成長

とか言うじゃない?言わない?言うよね。言ってよ。
でもさ、経験も出会いも、放っておいたらできないし、子どもが自分で選べる経験と出会いには限りがあるんです。だから経験できる出会える環境を作る。いろんな環境を作り、子どもが選べば続ければいいし、応援すればいい。選ばないなら変えればいい。でも環境を変えるには「お金」と「知識」がいるからね。それは親の出番かなぁって思います。

「こんなこと、やってみたいなぁ。」

「やってみる?環境は用意できるよ。そっからはあなた次第ね。」

って言えたらめっちゃかっこよくないですか?子育てに関して言えば、そのためにお金を稼いでいるようなもんです。

子育てで親がやれること③「背中」

ハイ出ました。高倉健さんの出番です。
世の中のお父さん!出番ですよ!!お母さんだって出番です!!背中、ありますもんね。

いや別にね、背筋バリバリの背中なんていらんです。

親が育てたいように子どもは育たないけれど
親の行動をみて子どもは育つ

もうこれだけなんです。親が暴言を吐く人なら、子どもも暴言を吐くようになります。学校で「死ね!」とか「キモい!」とか「ウザイ!」って言っちゃう子どもは、家でその10倍親の「死ね!」を聞いています。だいたいそんなもんです。親がめっちゃ厳しい家の子どもは、学校でも結構きつい言葉を使います。もしくは超がつく嘘つきになります。怒られない手段をどんどん学ぶんですね。嘘って簡単な自己防衛手段ですからね。

子どもに思いやりを持って欲しいと思ったら、親が思いやりを持って接するしかないんですよね。時間はかかるけれど、そうやって背中を見せていくんです。

親が好きなことやって楽しんで生きていれば、子どももちゃんと楽しんで生きられるようになります。好きなことをガンガン追いかけれるようになります。

親が眉間に皺を寄せていれば、子どもの眉間にも自然に皺が入ります。

子どもと一緒に勉強したり、親が本を読んだりするのもいいじゃない。

やらせたい!と思ったら自分がやってみる。子どもは興味を持ったら真似ます。結構な確率で真似るけど、でもそんなものは強制しなくていいんです。あくまでもプレーヤーや子どもなので。

だから親も無理してやらなくていいです。無理しても続かないしねぇ。

でも、親の責任としてね、悪いことを真似させちゃいけないかなぁって思います。悪いことっていうのは、暴力とか暴言とか犯罪とかそういうやつです。人の世界で生きているのに、積極的に人を傷つけて、それを楽しんじゃったり、それで快感を覚えるような行為です。

親が楽しむこと。

笑顔で好きなことに打ち込むこと。

これが見せられる背中なのかなぁって思っています。
だから私は、面白そうって思ったことはどんどんやります。本も読むし、勉強もします。運動もします。何よりも、いつでも笑っています。もうずっと笑ってます。だって笑って暮らしたいし、子どもにも笑って暮らして欲しいんです。

だからきっと、私の背中は笑っていると思います。

親が子どものためにやれることなんて多くないんです。
口を出したり手を出したり、だいたい逆効果。

応援して、環境作って、背中を見せる。

そしたらね、親も楽しくなります。
何しようか悩んだら、この3つを思い出して欲しいなぁって思います。

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