「子どもがゲームから離れられないんです。」
「子どもがYouTubeばっかり見ていて。」
大丈夫。今はそんな家がほとんどです。
ゲームもやっぱり進化していてね、ハマる要素が沢山有るし、オンラインで友達と繋がってしまえばもうそこは遊び場なんだよね。友達の家で遊んでいるのとほとんど同じ状態なのね。そりゃあやめられないよね。私も朝早起きしてnote書いて、走って本読んでさ、それでも時間余って暇な時は「スマブラ」とか「ゼルダの伝説」とか「どうぶつの森」とかやります。
子どもがハマる気持ちは知っておきたいし、ちゃんと大人もハマれるんです。全くもって下手だけどね。うちの7歳息子にもたまに負けるけど。息子とは完全にライバルです。
YouTubeも、子どもと一緒に観ているけれど、ちゃんと面白いですよ。
芸能人じゃない素人がスターになれるチャンスがある場所。大変だけれど、プロになれる道も用意されている場所なんですよね。誰でも発信できるし、お客さんが沢山いる。夢があるなぁって思います。うちの子どもたちもヒカキンさんとか、セイキンさんとか、フィッシャーズさんとか、あとはのってんさんとか、なんか知らない人までものすごい観ているけれど、できる限り一緒に観るようにしています。なんならテレビでYouTube一緒に観たりします。「おすすめ教えて!」って言うと嬉々として教えてくれますよ。その辺のテレビ番組よりも面白い物が沢山ある。中田敦彦さんと宮迫博之さんのYouTube番組とか大人でもハチャメチャ楽しめたし、学びがありましたよ。テレビはきっと、インターネット番組に置き換わるな。そんな予感がいよいよ現実化しています。
あ、そうそう。うちの7歳も11歳も、YouTuberは必ず「さん」付けで呼びます。特に教えたとかじゃなくて自然に。なんだろう、敬意を示しているんですね。面白いなぁって思って見ています。
子どもが本にはまっていたら、大人も一緒に読む。子どもが漫画にハマっていたら、大人も一緒に読む。もちろんずっと付き合うことはできないけれど、少しぐらいなら時間あるでしょ?子どもが寝た後とか、朝でもいいの。子どもがハマっているものを知ることが結構大事なんです。
やる時間なかったら、子どもに聞くだけでもいいんだよ。
「ゲームやってみたいんだけど、やり方教えて。」
「そのキャラかっこいいね。ちょっと見せてよ。」
「おすすめのYouTuberっている?」
「その人はどんな動画配信しているの?」
好きなことは一生懸命説明してくれますよ。教えてくれたら、
「ありがとう!面白そうだね!」
でいいんです。
あ、「今度観るね」って言っちゃったら絶対に観てくださいね。
子供は感想を期待していますから。「観るって言ったのに全然観ない」ってのは「がっかり」します。だから観る気がない時は「面白そうだね!」「面白いね」「かっこいいね」でいい。
聞いて、感想を伝えるだけで全然違います。
ゲーム時間の話をするにしても、YouYubeの見すぎについて話をするにしても、まずは理解をしてからでしょ。って思います。
想像してみてくださいな。
家事をやったこともない人に、家事のダメだしされまくったらしんどくない?
全く家事をやらない旦那に・・・
「その洗い方じゃ汚れ落ちないでしょ?」
「洗濯はさぁ、もっと早く回しといて洗濯機が回っている間に他の家事やったりとかさぁ。」
「どうしてご飯の時間がこんなに遅くなるんだよ。もっと効率的に・・・」
とか言われたら殺意芽生えるじゃない?
どんなに優しいあなたでも、殺意、芽生えると思うんだよ。
「知らないくせに上からもの言ってんじゃないよ!」
って思うでしょ?
これが、一緒に家事を手伝ってくれてさ、なんなら代わりに家事をやってくれてさ、共に戦う同志から
「もっとこうしたら効率的かもね。」とか
「一緒にこんな工夫してみない?」なら
受け入れやすいんじゃないかな。
子どもも同じですよ。
オンラインで友達や知らない相手とバトルしている。途中で抜けるわけにいかないの。今5先とかやってるわけ。(5回勝利した方が勝ちルール)
いいところでいきなり
「ゲームやりすぎ!」「いつまでやってんの!」
とか言われても困るのね。相手もいるし。まだ3勝しかしてないし。
「知らないくせに上からもの言ってんじゃないよ!」って思うんだよ。
一緒にやって理解していれば、言葉がけが変わるんです。
「お、勝ってる?」
「どれくらいで区切りつきそう?」
「それ終わったらご飯だからおいで。後どれくらい?オッケー。」
YouTube動画も大体15分くらいのものが多いです。
だから子どもがYouTubeにどっぷりハマっている時は
「あと15分くらいで◯◯するから、いいタイミングで観るのやめてこっち来てね〜。」とか
「今の動画終わったら、ご飯食べるよ〜」とか
そんな声かけもできるじゃない。一緒に観ている相手からの言葉であれば聞きやすいの。理解があるから。
いや、子どものやっていることになんか興味はない。
私はあくまでも上からやめさせたい。
って言うならどうぞ続けてください。
ただ、そこにあるのは修羅の道です。
笑顔が生まれようがない。
強いて言うならば、ゲームやYouTubeよりも刺激的で面白い提案ができればいいと思います。
やって見たらわかるけど、これは至難の業ですよ。
子どもたちも本心では「ゲームばかりは良くない」ことも「YouTubeばかり見ているな。時間を無駄にしたかな。」なんてこともわかっているんです。
だから理解者からの言葉は聞きやすいし、理解してくれれば本心も伝えやすいです。
くれぐれも
「子どもがゲームをやりたいなら、そのままやらせておきなさい」
とかって言うアドバイスに誤魔化されないように。
興味を持たなければ、ただの放置だし、無関心になってしまいます。
誰にも理解してもらえなければ、子どもはゲームにハマるしかなくなります。
中毒と依存から抜け出すには理解者の協力が絶対に必要です。
「子どもがゲームをやりたいなら、一緒にやりなさい。ゲームのことを教えてもらいなさい。」
騙されたと思ってやって見ませんか?
(騙してないけどね)