すぐに効く「命令」を捨てて、漢方医になろう!

すぐに効く「命令」を捨てて、漢方医になろう!

すみません!投稿が開きました。
久しぶりの投稿です。前回って何書いたっけ?
ちょっと思い出します。しばしお待ちを。


そうそう!

前回は、子どもの投げるボールを評価せずに受け止めて、名キャッチャーになろうと書きました。

名キャッチャーになれました?

山田太郎に、松平孝太郎になれたかな?
あ、コータローはタッちゃんの正妻です。
あだち充先生の書く丸顔のキャッチャーはみんな好きです。

さて、子どもの意見を受け止めて、子どもが安心して話せる環境ができましたでしょうか。これまで散々「嫌味」と「小言」と「決めつけ」で傷つけてきたのであれば、ちょっとばかり時間がかかるかもしれません。でも、大丈夫。

「関係」は、いつからでも修復できます。

間違えても「子ども」を修復しようとしないこと!
改善すべきは「関係」ですからね!

そのために、言葉がけを変えるのです。

「親の意見は一切伝えちゃダメなんですか?」

そんなことありません。お互いの意見を伝えてこそコミュニケーションです。
関係さえ修復できれば、ちゃんと意見は伝わりますよ。
気持ちが通じたなと感じたら、自分の意見は「アイメッセージ」で伝えましょう。
あくまでも私の意見として伝えるんです。相手を縛る言葉ではなく、です。

「片付けてくれてありがとう。助かっちゃった。」

「夜中にゲームをやっている音が気になって眠れないのが辛いんだ。」

「その言い方は傷ついたな。」

「ご飯食べちゃってくれたら嬉しいな!」

あくまでも自分の感情、自分の思いを伝えるんです。それによって相手を縛ろうとする必要はありません。嬉しい、悲しい、辛い、切ない、ありがたい・・・真っ直ぐに気持ちは伝えていいと思います。それがコミュニケーションです。

不登校の子どもたちの親って、子どもに気を使って何も言えなくなってしまうことも多いんです。考えすぎて逆にキツい言い方になっちゃったりね。これは不登校じゃなくっても同じですね。子育てって一方的になりがち。親から一方的か、子どもから一方的か。そのバランスって難しいんです。

子どもの話を聞くことはとても大切です。

でも、親の思いを伝えないと、親も煮詰まってしまいます。

だから、あくまでも私の思いとして伝えればいいのです。その結果どう行動するかは子ども次第。
それでも、伝えないよりうんと伝わります。(あったりまえですね。)

アイメッセージは、「命令」より弱い薬です。
弱いから、すぐには効きません。

「命令」はすぐに効果があり、親の言う通りに子どもは動きます。
でも「命令」には、その場限りの効果しかありません。
次にやらせたい時はさらに強い「命令」が必要になります。
その上、「命令されてない時はやらなくていいんでしょ?」っていう副作用がついてきます。
強い薬には必ず欠点があるんです。

アイメッセージは漢方薬です。
即効性はないけれど、じわじわきいてきます。
子どもが自分で考えて、行動を選べるようになります。

まずは共感的に聞き、その上で親の気持ちを子どもに伝えてみてください。

名キャッチャーの漢方医に、きっとなれますよ!

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