評価するのはやめて、名キャッチャーになろう!

今日は、子どもの話の聞き方講座〜〜〜〜!ドンドンドンドン。ぱふ。

と言っても小難しいことは全くなくて、簡単だからね。本当に簡単。

だって話を聞くだけなんだもん。むしろいっつもが難しいことしてるんだって思うよ。
親としてって責任感がある人ほど、難しく子どもの話を聞いちゃうんだよね。
だから、「超簡単に、子どもを受容して共感できる話の聞き方」を超簡単に書いてみようと思います!今日は短いよ!

「子どもが反抗期で全然話を聞いてくれないの!」
「不登校の子どもの考えていることがわからない!」
「親に本音を話さなくなるなんて普通じゃない?」

って思っている皆さん!
皆さんだってそうだよね。話したい相手にしか、本音は話しません。
どんな相手に話しくないかというと、「すぐにお説教してくる相手」です。
「嫌味」と「小言」を小脇に抱え、ぶつけてくる相手です。

ちょっと見てみましょう。良い例&悪い例♪

子「おはよう」
親「ずいぶん遅くまで寝てたのね」×
親「もう学校始まってるんだけど?」×
親「昨日遅くまで起きてたでしょ?」×
親「朝ごはん早く食べてよ。冷めちゃうでしょ?」×
親「(顔を見て)おはよう」○

おはようだけで「嫌味」&「小言」の嵐。
フリースタイルラップのように次々に出てくる嫌味と小言。
何か、伝えたいんですね。親は何かを伝えたい。

でも、全部邪魔です。

「おはよう」って言ってんだから「おはよう」でいいじゃん。そしたら安心するよ。挨拶って「あなたがそこにいることを知ってるよ。」「あなたを認めるよ」って行為なんです。認めていこうぜ。

子「部屋片付けたよ」
親「いつもやってくれたら嬉しいんだけど」×
親「ようやく?」×
親「自分の部屋なんだから当たり前でしょ?」×
親「毎日片付けてあげてる私の大変さがわかった?」×
親「部屋片付けたの!?すごーい!!えらーい!!」△
親「片付けたんだね。綺麗になったね。」○

部屋を片付けたことを報告したんです。
それをそのまま認めてあげればいいじゃん。事実を、事実のまま受け止めてくれる。
そんな人には安心して話したくなります。

大事なのは「評価しない」ってこと。

例えば友達に「髪切ったんだ」って伝えたときにさ、毎回「その前髪のラインが素晴らしいね。あと長さがちょうどいい!欲をいうともう少し遊びが欲しかったかな?」とか評価してくる人、面倒くさくならない?1回ならいいけど、毎回は正直ちょっとうざったい。
「髪切ったんだ!スッキリしたね〜!」くらいでいいでしょ?

子「ゲームで最高得点でたさ!!嬉しい!」
親「よくも飽きずにゲームばっかりやってるね」
親「じゃあ次のテストでも最高得点よろしくね」
親「そりゃそれだけ長くやっていればね」
親「もっと上がいるでしょ?」
親「最高得点とったんだね。嬉しそうだね。」

子「テスト結果最悪だった。頑張ったのに。」
親「努力が足りないんじゃない?」
親「そんなに簡単に結果なんか出ないよ。」
親「頑張ったって言ってるけど、昨日ゲームしてなかった?」
親「言い訳しないの。」
親「気にしない気にしない。クヨクヨしたってしょうがないんだから!」
親「そっか。頑張ったのに、悔しかったね。」

もう○とか×とかいらんよね。
ちょっと想像して欲しいの。

事実と感情を報告しているだけなのに、毎回説教してこようとしてくる上司のことを。

小言と嫌味の速射砲を撃ってくる先輩のことを。

常に相手の上に立とうとマウンティングをとってくる嫌なあいつのことを。

親って無意識のうちに子どもの上に立ちがちだから、やっちゃうんだよね。

私も、ついやっちゃう。良かれと思って良い話。
子どもの話には「評価」しなきゃって思っちゃう自分がいるのね。
「いいね」「すごいね」「それはちょっと」「もう少し」「まだまだ」
でも一旦全部捨てていいと思う。ただ、受け取るだけでいい。
受け取ってくれればボールを投げた方は安心するんだよ。
毎回バットで打ち返されたら、投げる気なくなるんだよ。

日頃の小さなボールを丁寧に受け取ってくれる相手がいるから、安心して大切なボールを投げられるのね。

日頃の小さなボールを刺バットで打ち返してくれる相手には、
大切なボールは投げませんよね。
大きなボールを打ち返されたら大怪我しちゃうの目に見えてるもん。

目指すのは、名キャッチャーでいいんです。打ち返さなくていい。
どんな球も、優しく、いい音で、受け止めよう。

「俺、良いピッチャーなのかも?もっと投げたーい!」

って思えるように。そしたらね、自分から大切な話もしてくれるんですよ。

「評価しない」

「受け止める」

「小さなことから」

簡単なことだけれど、劇的に、変わります。

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